Q&A

Q.全くの初心者ですが大丈夫ですか?

はい、もちろん大歓迎です。
レッスンでは全くの初心者の方と、舞台で活躍しておられるプロの方をごちゃまぜに訓練していただきます。
初心者がレッスンを受けているのを見学することは、プロにとっても大変勉強になるんですよ。


Q.音痴は直りますか?

大概の場合、それは音感に問題があるのではなく、ご自分の楽器(声帯を含む懸垂機構)を操るだけの筋肉の力が乏しいということになります。
ありがたいことに、筋肉はトレーニングして強化することができます。


Q.どうやったら高い音が出ますか?

しっかりした土台の上に頑丈な柱を立てなければ、立派な屋根は乗りません。
我々の体の中にある声という楽器の機能が正しく働く時が来れば、高温は自ずと出ます。
それはコツだけをインスタントに容量よくこなして手に入るものではないのです。


Q.楽譜が読めないのですが、レッスンを受けることは無理でしょうか?

今レッスンに参加されている方にも、楽譜の読めない方はたくさんおられます。
等音楽院ではコレペティション「ピアニストが音取をしてくれる制度」がありますので、ICレコーダーなどを使って録音して、それを何度も聴いて、かなり難しいイタリア歌曲を立派に歌われている方もおられます。
イタリアの大声楽歌手には、全く楽譜の読めない方もおられたんですよ。


Q.月にどれぐらい通えばよろしいですか?

現在等音楽院では、月二回お見えの方と、月一回の方がおられます。
でも見ていると、一回と二回とでは成長の速さに違いが出るようです。


Q.レッスンで歌う曲は、自分で選んで持っていくのですか、それとも先生が選んでくれたものを歌うのですか?

「これが歌いたい」と曲をお持ちになる方もおられます。
この曲が歌いたいという思いはとても大事なので、基本的に取り入れていますが、や
はり調の高さや音型がその方に合う合わないがあり、合わない者は声の訓練の妨げになることもあるので、時々却下させていただくこともあります。
基本的には私の指定する曲を歌っていただいています。


Q.プロとして舞台で歌うものですが、声種が未だはっきりせず悩んでいます。

日本では舞台で活躍する声楽歌手の中でも、間違った声種で仕事をしている方が多く見受けられます。
高い音が出ないからバリトンやメッツォを、低い音が出ないからソプラノやテノールを歌うという単純な理由で自分の声種を決定して仕事をしている歌手も多いのです。
本来自分の声がオペラのどの役に相当するかは、歌い手として重要な問題となります。
間違ったパティーで仕事をしていると、本来の自分の魅力を発揮できないだけではなく、声を痛める結果にもなります。
楽器が正しく働きだし、共鳴空が楽器の機能の一部として活躍し出した時に初めてその人物の声種が見えて来ます。
だから、初めて耳にした声に対して、声種を決定することはできないのです。



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